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※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 150席の会場で立ち見がでる盛況ぶり 初音ミクのような実在しない存在を“嫁”と呼び、AKB48のようなアイドルにかなうことのない片思いを募らせる。この奇妙に発達した日本の恋愛は、どのような構造で成り立ち、どのような意味を持つのだろうか。 批評家の濱野智史さん、小説家の平野啓一郎さん、アニメ脚本家の櫻井圭記さんなど6人のパネリストが慶応義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)の研究発表イベント「Open Research Forum 2011」で、「アーキテクチャとしての恋愛」と題したセッションを行った。本稿ではセッションからAKB48の話題を中心にお届けする。 「AKB」には異様に進化したアーキテクチャがある 濱野さんが「最近、やばいものがあると気付きまして」と話しながら議題に出したのはAKB48だ。自身も北原里英さんのファンで、握手会
「結婚したいですか?」 「彼氏はいますか?」 「将来、子供は欲しいですか?」 会社で聞いたら、即問題視されそうな質問を、戸惑うことなく口にするテレビ番組のリポーターやキャスターたち。 「金メダル取って、もてるようになりましたか?」という質問を、柔道家の塚田真希さんやレスリングの吉田沙保里選手にしたVTRを流し、スタジオで笑う人々。 いったい何なのだろうか。不愉快な気分になった。そう、女子サッカーのワールドカップで初優勝を果たし日本中に勇気と元気をくれた、なでしこジャパンのメンバーが帰国後、テレビ出演した時のことである。 「女性だけのチームをまとめるのって、大変でしょ?」 「オヤジギャグは、女性の心をつかむため?」 「全国の女性部下を持つ上司たちが、監督のノウハウを知りたがってるでしょ」 佐々木則夫監督にも、ん? という質問ばかりが繰り返された。 え~っと、つまり、女性部下は扱いにくいってこ
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