コミックナタリー Power Push - 加藤元浩 「捕まえたもん勝ち!七夕菊乃の捜査報告書」 加藤元浩と有栖川有栖が語る“最上質のミステリー”とは 「Q.E.D.」シリーズで知られる加藤元浩が、初の小説「捕まえたもん勝ち!」を上梓した。加藤の担当編集者は小説を執筆していたことを知らず、書き上がった際に加藤がTwitterで完成報告のツイートをしたのを見て驚愕したという。 コミックナタリーでは“加藤ミステリーの大ファン”と語る小説家・有栖川有栖と加藤のミステリー作家対談を実施。なぜマンガではなく小説だったのか。また上質のミステリーとは何か。2人にじっくりと語り合ってもらった。 取材・文 / 杉江松恋 有栖川有栖 初めに「『Q.E.D.―証明終了―』というマンガがすごく面白い」という噂を聞いたんです。5巻か6巻ぐらいまとめて読みましたから、まあ2000年ぐらいの時期ですかね。原作者の名前が