心と体の性が異なる性同一性障害(GID)と診断され、女児として兵庫県内の小学校に通う6年の男児(12)に対して、大阪医科大(大阪府高槻市)は思春期の体の変化を一時的に止める「抗ホルモン療法」を行うことを決めた。2月に始める予定。同大によると、小児のGID治療で抗ホルモン剤を投与するのは全国初という。 同大ジェンダークリニックの康純(こうじゅん)准教授によると、男児は小学校入学前から康さんの診察を受けている。中学入学を前に男性ホルモンが増加し、声変わりの開始など第二次性徴を確認したことから、「本人の思いと逆に体が変化することで精神的苦痛が起きる」と判断、抗ホルモン療法を検討した。学内の症例検討会を経て大学倫理委員会に答申し、今月初めに承認された。 抗ホルモン療法は、男性ホルモンと女性ホルモンを出にくくする薬「LHRHアゴニスト」を月1回投与する。第二次性徴が早く始まる「思春期早発症」でも
軍事施設だった甲子園、貴重写真で明らかになった「空白期」の姿 「野球の聖地」の別の顔、アメリカ人写真家が神戸市文書館に寄贈
1 概要 家庭裁判所は,性同一性障害者であって,次の1から6までの要件のいずれにも該当する者について,性別の取扱いの変更の審判をすることができます。 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること 20歳以上であること 現に婚姻をしていないこと 現に未成年の子がいないこと 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること 他の性別の性器の部分に近似する外観を備えていること ※性同一性障害者とは,法により「生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず,心理的にはそれとは別の性別であるとの持続的な確信を持ち,かつ,自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者」とされています。 ※法改正により,平成20年12月18日以降の申立てについて,4の要件が変更されました。 2 申立人 性別の取扱いの変更を求める本人 3 申立先 申立人の住所地の家庭裁判
東京都内に住む会社経営のモカ(24)は中学生のとき、母親のスカートをはいたり、化粧をしたりした。高校に進学すると女性ホルモンを服用。女性になりたかったのではない。「女性の持つ外見の美しさを求めていた」だけだ。 周囲の人たちと自分の考え方が、性差をめぐって違っていることは分かっていた。だから18歳のとき、心と体の性別が違う「性同一性障害」の診察を行うクリニックに足を運んだ。 「心に性別なんてない」と正直な気持ちをぶつけた。医師からは納得できる説明を期待していた。ところが、診断の結果は「性同一性障害ではない」。 男でも女でもない“X”として生きているが、女性らしい表情や言葉について「習慣で身に付いた癖みたいなもの」と話す。 付き合ってきた恋人は男性であったり、女性であったりした。男性にはかわいらしく甘え、女性にはデートプランを提案した。 モカは思う。 「多くの人が、社会が求める『男らしさ』『女
人類は「人工生命の創造」という“神の領域”に踏み出し始めた。SF(サイエンス・フィクション)の世界の話ではない。 米国の遺伝子学者、クレイグ・ベンターのチームは昨年、人工合成したゲノム(全遺伝情報)をもとに、完全な細菌を作りだした。 「インフルエンザワクチンの開発期間を大幅に短縮」「地球温暖化対策の一環としてバイオ燃料を作り出す微生物の製造」「マラリアやエイズといった感染症の新薬の迅速な開発」…。新技術を使えば、こんな可能性も広がる。 「世界で初めて、コンピューターを親に持ち、自己複製できる種を作った」 ベンターはこう胸を張ったが、新技術は人類に多大な恩恵をもたらす可能性がある一方、バイオテロなどに悪用される危険性も併せ持つ。生命とは何か。善悪を分ける判断は誰がするのか。新技術は哲学的命題を人類に突きつけている。● 性差にも異変は起きている。男でも女でもない第三の性“X”。「Xジェンダー」
性同一性障害で女性から男性に性別変更した関東地方の夫が、妻との間で第三者の精子を使う非配偶者間人工授精(AID)によりもうけた子について、嫡出子として出生届を役所に提出し、受理されなかったことが16日、男性への取材で分かった。同じケースで出生届が受理されなかった夫婦らと同日、法務省を訪れ、嫡出子として認定するよう要請した。 法務省はこうした夫婦と子について、遺伝的な父子関係がないのは明らかとして嫡出子と認めていない。男性は嫡出子と認めるよう求め、子は生後1カ月で無戸籍の状態。同じケースで子の無戸籍が明らかになったのは、男性に性別変更した大阪府東大阪市の会社員、前田良さん(28)の子に続いて2人目。 法務省などによると、ほかに11組の夫婦が出生届を提出。非嫡出子として届け受理されたとみられる。
中学でも女子扱い=性同一性障害の小6男子=地元教委に対策チーム・兵庫 中学でも女子扱い=性同一性障害の小6男子=地元教委に対策チーム・兵庫 兵庫県在住で心と体の性が一致しない「性同一性障害」(GID)を抱える小学6年の男子児童(11)が来春、女子生徒として中学校に入学することが4日までに明らかになった。男子児童は既に小学校で女子として生活しており、中学校でも延長される形だ。 地元の教育委員会によると、周囲の児童・生徒が知らされないまま、小中学校を通じ、男子が女子として扱われるのは珍しいという。 男子児童の中学入学に向け、地元の教委は9月、主治医や学校関係者と対応を協議。小学校と同じようトイレなどを女子用にする方針を決めた。11月にはGIDの児童や生徒の対応を考える「GID支援対策会議」や、現場での具体的支援を担う「サポートチーム」も発足した。 ただ、中学生になれば体つきが変わり、外見
心と体の性が一致しない「性同一性障害」(GID)と診断された兵庫県播磨地方の小学6年生の男児(11)の来春の中学進学に伴い、地元教育委員会は女子生徒として入学させることを決めた。男児は小学校入学時から女児として通学しており、周囲に男児だと知られていない。ひげが生えたり声変わりするなどの「第2次性徴」が現れる時期を迎えているため、地元教委は、新設したサポートチームを中心に支援していく。 文部科学省によると、昨年度、埼玉県の小学2年の男児や、鹿児島県の中学1年の女子生徒が在学中に戸籍と異なる性での登校を認められたケースがあるが、小中学校を通じて配慮するのは珍しいという。 男児は6歳でGIDと診断され、小学校では水泳の授業に女児用水着で参加していた。中学進学を控えた今年9月、地元教委は男児の保護者から相談を受けて関係者会議を開き、中学では制服やトイレ、出席簿を女子扱いすると決めた。水泳の授業は見
性同一性障害で戸籍上の性別を女性から男性に変更し、第三者の精子による人工授精で妻との間にもうけた子が無戸籍となっている宍粟市出身の会社員前田良さん(28)=大阪府東大阪市=が21日、東京都内で講演。「一般的なAID(非配偶者間の人工授精)なら嫡出子となるのに、なぜ自分は認められないのか」と国の対応を批判した。 前田さんは2008年、性同一性障害者に戸籍の性別変更を認める特例法に基づいて男性となり、結婚。昨年11月に男児が生まれたが、宍粟市役所は法務省の指導で嫡出子として認めず、男児の無戸籍状態が1年以上続いている。 夫以外の精子を使った人工授精は日本でも約60年前に始まり、すでに1万人以上が生まれたとされる。夫が生来の男性の場合は、一般的に嫡出子として出生届が受理されている。 この日は前田さんの妻(28)も体験を語り、「法律と運営する機関がどれほどずさんかを思い知った」と思いを吐露。夫婦を
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