以下、『SWAN SONG』ネタバレあり。 先日、田村由美『7SEEDS』の最新刊が発売された。 劇作家の鴻上尚史、直木賞作家の角田光代らの絶賛を受けた現代漫画の傑作である。 その物語は、ある日、何事もなく眠ったはずの主人公たちが、見知らぬ世界で目ざめるところから始まる。それから、かれらは必死の冒険のなか、世界が既にほろび去ってしまったこと、少なくとも以前とは変わり果ててしまったことを知る。 読者の注意を逸らさない巧みな展開、一切の容赦なく主人公たちを地獄へ突き落とす語り口、と現代を代表する「語り部」田村由美の本領がいかんなく発揮されたカタストロフィ・テーマの傑作である。 ここ数年、漫画業界では巨大災害を描いた作品が何作かつづいたが、そのなかでは桁外れの作品といっていいように思う。十分に、あるいはそれ以上におもしろいし、感動的だし、何より人間性についての深い思索を感じる。 しかし、『SWA
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