一、出生数と出生前診断希望者 わが国では、毎年、約100万人から120万人の新生児が誕生しています。平成17年度の出生数は、前年に比べて約5万人減の106万2530人でした。 この約100万人の出生者のうち、約1万人の人が出生前診断を受けています。出生前診断とは、胎盤になる絨毛や、羊水に含まれる胎児の細胞、胎児の血液などを用いて、胎児の染色体や遺伝子の異常を調べる診断方法のことです。医療科学の進歩により、胎児がもつ特性を出生前に知ることができるようになりました。 出生前診断を受けた結果、胎児に先天性異常が発見された場合、懐胎者が人工妊娠中絶を希望する可能性があります。このような人工妊娠中絶を認めるべきでしょうか。 二、現行法下での規制 このような人工妊娠中絶は現行法ではどうなるのでしょうか 刑法212条は、妊娠中の女子が薬物を使い又はその他の方法により堕胎したときは、1年以下の懲役に処する
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