円安とアベノミクスを背景にした株価上昇がスタートしてから半年が経過しました。長期の上昇相場入りが期待される一方、23日の日経平均は、前日比1143円という下げ幅を記録しました。バブル的な株価と警鐘を鳴らす向きもあります。株価が急騰するとそれを警戒する声が聞こえてくるものですが、最近では安易にバブルというレッテルが貼られやすくなっているともいえます。果たして現在の相場はバブルなのか、過去の大相場(複数年に渡り株価上昇が継続する相場)と比べてどの程度のものなのか、数値を使った検証が必要でしょう。 日本の株価上昇が突出、2013年の世界の株価 戦後日本は4つの大相場を経験しています。(1)朝鮮戦争特需、(2)神武景気・岩戸景気、(3)いざなぎ景気・列島改造ブーム、(4)バブル経済です。また、これらほど大相場ではないものの、2003年から2007年までの間にも構造改革ブームと米国の住宅バブルを背景