Windows XPには「システムの復元」と呼ばれる機能が追加され、システムが正常に動作している時点の状態(レジストリや各種システム・ファイルなど)をシステム側で定期的に保存しておき、万一システムが正常に動作しなくなったときに、保存された状態に戻すことで、以前の正常な状態を取り戻せるようにするという機能だ。「システムの復元」のためのサービスはバックグラウンドで常に実行されており、一定の時間間隔ごと、あるいはドライバを更新するなど、システム構成が変更されようとしているときに、このサービスによってシステムの状態が自動的に保存される。もちろん、必要ならマニュアルで状態保存を指示することも可能である。この「システムの復元」はデフォルトで有効になっており、ユーザーが意識しなくてもバックアップが実行されている。「システムの復元」機能の詳細については関連記事をご覧いただきたい。 「システムの復元」の設定