先日、異なる2つの型システム「公称型」と「構造的部分型」という投稿をして、TypeScriptの型システムは、JavaやPHPと全然違うという話をしました。 TypeScriptは「構造的部分型」と言って、オブジェクトの構造が同じなら互換したものとしてみなされるので、意味的に全く関係ないオブジェクト同士を入れ替えて扱うこともできるわけです。 例えば、たまたま同じnameプロパティを持っているBook型とPerson型があったとき、

先日、異なる2つの型システム「公称型」と「構造的部分型」という投稿をして、TypeScriptの型システムは、JavaやPHPと全然違うという話をしました。 TypeScriptは「構造的部分型」と言って、オブジェクトの構造が同じなら互換したものとしてみなされるので、意味的に全く関係ないオブジェクト同士を入れ替えて扱うこともできるわけです。 例えば、たまたま同じnameプロパティを持っているBook型とPerson型があったとき、
同じTypeScriptという言語を利用する場合においても、トランスパイラによってTypeScript自体の機能制限がかかったり、思わぬトラブルを招く場合があります。それぞれのトランスパイラの特徴を踏まえた上で、それにより生じる問題も見ていきましょう。 1-1. tsc TypeScriptの開発元であるMicrosoft純正のTypeScriptトランスパイラです。TypeScriptを利用する際に typescript パッケージをインストールする必要がありますが、それに同梱されています。 公式ツールなだけあって最も早く最新バージョンのTypeScriptに対応したり、言語すべての機能を利用することができる一方で、バンドラではないためminifyやchunkの設定はできません。また、Path Aliasesの未解決や旧ESへの互換性が不完全であることが欠点として挙げられます。 tsco
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く