昨年、ミニアルバム『嘘憑キズム』で、メジャーデビューして以来1年。小南泰葉が満を持してリリースする1stフルアルバム『キメラ』は、私達の想像を遥かに凌駕する名盤に仕上がった。この1年のライブなどを通して、奥行きを増した楽曲たちが激しく胸をうつ。 今回、HMV ONLINEは、初めて小南泰葉にメールインタビューを試みた。一つ一つの質問に対する返答は独特な表現ではあるものの、決して出鱈目でも支離滅裂でもない事がわかるだろう。 小南泰葉は、その独特な感性がクローズアップされる事が多いアーティストだ。だが出鱈目ではない。きっと何か特別な事を思っているわけではなく、私達が普段感じている事を、より強く、より深く感じてしまうような、純粋で豊かな感受性を持っているのだろう。だからこそ、こんなにも私達の心を動かす楽曲を歌えるのではないか? このインタビュー返答を読みながらそんな事を思った。 --- まずはア