差別考 -「差別に程度の差はない。全ての差別を許さない。」⇄「現実を認めた上で、より良い相互理解を目指すべき というまとめが目に入った。政治家米山隆一氏は経済に関しては保守派というか、米大統領バイデンが実際にやってみせたようなリフレ政策の考え方を真っ向から否定してしまうような人ではあるのだが、この差別の件にしては概ね正しいことを言っているし、穏当な態度であるとはっきり言って差し支えなかろう。 「反差別」を掲げるような人に限って差別的な言動を止めないという現象は割とよく見る。上のまとめのブックマークコメントには「種差別は極論として考えておくと役に立つぞ」と書いておいた。これについてもう少し踏み込んで書いておこうと思った次第。 まず前提として覚えていてもらいたいのは、我々は「幸福追求権」という権利を持っているということだ。これは人権のひとつで、字面だけ見れば誰もが幸福を目指してよいということは