宝塚歌劇団に所属する25歳の劇団員が死亡した問題で、遺族側の弁護士が記者会見を開き、遺族側が主張する上級生などからの15件のパワハラについて、歌劇団側がこのうちの多くがパワハラに該当すると認めたことを明らかにしました。一方、それぞれの主張にはまだへだたりがあり、今後も合意に向けて交渉を続けるとしています。 去年9月、宝塚歌劇団の宙組に所属していた25歳の劇団員が兵庫県宝塚市で死亡したことについて、歌劇団は去年、長時間の活動などで強い心理的負荷がかかっていた可能性は否定できないとする一方、いじめやパワハラは確認できなかったとする調査報告書の内容を公表しました。 これに対し、遺族側は「パワハラが否定されたままで合意解決することはありえない」として、過重労働やパワハラを認めたうえで謝罪と賠償を行うよう改めて求めていて、それぞれの代理人がこれまで4回にわたって面談し交渉を続けています。 そして27