「辞任しろ」とは言っていない まるで詭弁としか思えない。あるいはラジオで軽く述べた発言が予想以上に大きな波紋を呼んだために責任逃れしようというのか。立憲民主党の枝野幸男代表は8月30日の記者会見で、「河野太郎外務大臣の進退問題」について筆者の質問にこう答えている。 「正確には『日韓関係を改善しようと思うならば、大臣をお辞めになるしかないですよね』ということを申し上げて、『辞任しろ』とは言っていないと思います」 発端は28日朝に放送されたラジオ日本の「岩瀬惠子のスマートNEWS」での枝野氏の発言だ。枝野氏は国民民主党との統一会派結成問題や消費税増税、および財政検証・年金問題などについて述べた後、日韓関係についてパーソナリティの岩瀬氏と以下のようなやりとりになった。ちなみに28日は日本政府が韓国をいわゆる“ホワイト国”から除外を発動した日に当たる。 枝野「いきさつはいろいろな両双方の立場がある