PCデポと株式持ち合いをし、協力関係にあったケーズデンキ(ケーズホールディングス)がPCデポの株を全て売却したことが分かった。見切りをつけた損切りといえる。 ケーズデンキはPCデポの第8位株主。これを全て売ったとなると市場への影響も大きいはずだ。 言うまでもなく株式持ち合いとは、お互いの企業の株価安定を目的として約束するものであるから一度持ちあってしまうと一方的に解消するのが難しくなる。おそらくケーズデンキの経営陣はPCデポ側の懸命なお願いを無視してまで解消に踏み切ったのだろう。 ケーズデンキが全株を売却した影響は大きく、PCデポの株価は696円まで下落し年初来最安値を更新した。 ▼ピーシーデポコーポレーション直近1ヶ月の株価推移。下げ止まったようにも見えるがじわじわと最安値を更新し続けており、底は見えない。 中には「ケーズデンキが裏切った」という指摘もあるが、実際に先に裏切ったのはPCデ