民進、共産、自由、社民各党の議員らが16日、共謀罪の要件を厳格にした「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に反対する集会を国会内で開き、国会提出阻止を目標とする野党共闘を誓った。 集会には約250人(主催者発表)が参加。野党議員14人が次々と見解を披露し、安倍晋三政権批判を展開した。民進党の泉健太衆院議員は「政府で情報を隠すことを共謀していることこそが罪だ」と述べ、政府を“罪人”呼ばわり。同党の郡和子衆院議員は戦前の治安維持法を引き合いに「普通の人々が監視され、次々と引っ張られた。同じことを繰り返してはならない」と訴えた。 評論家の佐高信氏は「安倍政権こそが反社会的勢力。あいつらこそが罪人だ」と罵倒。さらに「法案を取り下げさせるため、私はヤクザとも共闘しなければならない」とも語った。