「ゴー」という効果音とともに、崩れるデパートのイラストが揺れる。閉じ込められたブラックジャックのイラストが大写しになり、「はあはあ」という息づかいも聞こえてくる――これはアニメではないが、漫画でもない。漫画に声や効果音、動きをつけた「モーションマガジン」(Mマガジン)だ。 Mマガジンは、Windows Media Playerか携帯電話で再生できる動画コンテンツ。「漫画とアニメの中間。アニメよりも原作の世界観を忠実に再現できる」という。 アルファシステムズが開発した専用ビューアでも閲覧でき、東京国際ブックフェア(8日まで)のアルファシステムズブースで展示されている。 ブラックジャックのMマガジンは、手塚治虫生誕80周年を記念して作成された「手塚治虫Mマガジン」のコンテンツの1つ。アニメでは約20分ある1つのエピソードを5分ほどに短縮して気軽に見られるようにし、音声は独自にアフレコして収録。