2010年に奈良県で開催される平城遷都1300年記念事業のマスコットキャラクターに採用され、ネットを中心に激しい議論を巻き起こした「せんとくん」。騒動から約1年が経ったが、各種イベントに着ぐるみの「せんとくん」が登場し、関連グッズも続々登場するなど、いまではすっかり定着した感もある。騒動の際には作者の籔内佐斗司氏に対しても、独特なデザインをめぐるさまざまな意見が噴出したのは記憶に新しいところだが、いま、東京のある街で、再び籔内氏の作品が“小さな物議”を醸しているのをご存知だろうか。 舞台となっているのは、東京23区の西のはずれ、杉並区と武蔵野市の境界線そばにある街・西荻窪。全国的に名の知れた吉祥寺の隣町でもある西荻窪は、近年、骨董品やグルメの街として注目される機会が増えてきた街だが、最近、この街に籔内氏の像が6体設置された。6体はいずれも籔内氏がテーマにしている「童子」をモチーフにしたもの
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