人形アニメーション、ドット絵風アニメーション、「2.5次元」アニメーション。さまざまな技術を自在に操る若きテクニシャンという印象の小柳祐介さんは、実は「試行錯誤の人」でもあるようです。2004年に平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭アート部門で審査委員会推薦作品に選ばれた『都市東京』をはじめ、これまでの創作秘話を伺いつつ、今年から広告代理店に就職し、アートディレクターとして働き始めた現在の心境にも迫ります。 「小柳式・就活プレゼンキット」でたどる作品群 現代社会の明暗を、技アリのアニメーションで紡ぐ お受験時代、半フリーランス時代、そして会社員アーティストへ 「作業と表現」「無意識とコンセプト」のはざまで 「小柳式・就活プレゼンキット」でたどる作品群 ——小柳さんは今年2010年に東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了し、社会人として活動していますね。その就職活動に使ったツー