皆さんはカンテレという楽器をご存知でしょうか。 フィンランドの民族楽器だということですが、まだ日本では珍しい。 そんな楽器・カンテレですが、友人の友人にカンテレ奏者の方がいらっしゃるということで、ぜひ一度カンテレを見たい、聞きたい、できれば弾きたい、というわけでお会いしてきました。 カンテレ奏者・あらひろこさんのお話を交えつつ、お送りします。 幻想的な響きをお聞きください。 (text by 加藤 和美) ■初めて聞くカンテレ 今回、カンテレ奏者のあらひろこさんは3種類のカンテレを持ってきてくださった。 まず最初に取り出したのは、コンサートカンテレ。 カンテレの中でも大きく、弦が多い。 カンテレは弦の数が5~39本まであるが、このコンサートカンテレは最も多く、39本の弦がある。 とにかく初めて出会うカンテレ。 チューニングが終わるのを待って、さっそく弾いていただくことにした。