東京・銀座に路面電車がよみがえりそうだ。東京都中央区が明日4日、11年度予算案に「次世代型路面電車(LRT)整備調査費」として1500万円を計上する。順調に計画が進めば、銀座から築地市場に入り、晴海地区までの約2・8キロのコースを走る路面電車が、早ければ2018年に開業する。銀座から路面電車が姿を消した1971年以来、47年ぶりに復活する可能性が出てきた。 銀座を抱える東京都中央区の11年度予算案に意外な項目が加えられた。「次世代型路面電車整備調査費」。1500万円が計上される予定だ。複数の候補はあるが、銀座4丁目の交差点をスタートして、13年春には新築されているであろう歌舞伎座をかすめて、築地市場の正門から場内市場に入り込んでいく。新設される2本の橋を渡って晴海地区に到達する約2・87キロのコースが現実味を帯びてきている。 かつて都内には路面電車網がクモの巣のように張り巡らされていた。自