長野県飯田市に「大平宿」という廃村が存在する。 かつては飯田と木曾を繋ぐ大平街道の宿場町として賑わったものの、昭和45年(1970年)の集団移住で無人となった集落だ。 廃村とはいえ江戸時代から明治時代の古民家が建ち並ぶ町並みは素晴らしく、しかも一泊2000円でそれらの古民家に泊まることができる、“宿泊できる廃村”である。 ただ、大平は山の中にあるので冬季は雪が積もり、大平へと通じる道路は閉鎖となる。その雪によって閉ざされた真冬の大平に、雪下ろしをしに行ってきました。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:全61箇所