【写真】その他の写真を見る ■紙とデジタル漫画の“モアレ問題”解決の違い「コストや手間をかけられない事情」 まず、モアレというのは、規則正しく分布した線や網点が重なり合ったときに生じる、縞(しま)やマダラの模様のこと。漫画画像にはスクリーントーンという規則正しく並んだ網点が使用されるため、画像リサイズ処理などの際にモアレが発生する。 一般的に電子書籍の漫画は、印刷用のデータ(天地約8000ピクセル)をデジタル向けに縮小して作成されており、天地1200ピクセルといった小さな画像にすることが主流。これは、縮小時に細かいスクリーントーンの網点(濃淡を表現する小さな点)がつぶれて周りと馴染み、モアレが軽減されるため。最近では、デジタルデバイスの高画質化に伴い、画像が1600ピクセル以上になるケースが増え、従来の画像処理では網点が残りモアレが目立つようになっていたが、今回開発された新技術を導入するこ
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