各種回帰分析の実施方法を解説 本連載では、回帰分析の実施方法について、5日間に渡り説明してまいります。第3回目の本日は、ロジスティック回帰分析の解説です。 ロジスティック回帰分析とは 第2回までは、被説明変数が、来店者数、ビール売上高といった、連続変数の場合の回帰分析について説明でした。本日は説明する「ロジスティック回帰分析」は、被説明変数が「買った」か「買っていない」か、すなわち、「0-1」になるような場合に用いられます。 被説明変数が「0-1」になるような変数の場合、線形回帰分析により回帰直線を求めても、極めて当てはまりが悪くなります(図1参照)。このような場合には、直線の代わりに、「ロジスティック曲線」を当てはめます(図2参照)。これが、「ロジスティック回帰分析」です。 図1 線形回帰分析を当てはめた場合 (出所:豊田秀樹編著(2012)『回帰分析入門-Rで学ぶ最新データ解析-』(東