シリアで過激派組織IS=イスラミックステートに殺害されたとみられる湯川遥菜さんの所持品が、直前まで行動をともにしていた別の武装組織のメンバーから日本大使館に送られ、近く日本の家族の元に届けられる見通しです。 千葉市の湯川遥菜さんは去年夏にシリア北部で拘束され、先月、過激派組織ISが湯川さんを殺害したとする映像をインターネット上に公開しました。 湯川さんが拘束される直前まで行動をともにしていたシリアの反政府勢力の幹部は22日、NHKの電話取材に対し、湯川さんから預かっていたパスポートや衣類、携帯電話などの所持品を、隣国トルコの日本大使館宛てに送ったことを明らかにしました。 この幹部は、「湯川さんが無事に解放されると信じて所持品を預かっていたが、残念な結果となってしまった。せめて彼の身の回りの品を家族の元に返したかった」と話しています。 湯川さんの所持品は大使館に到着したあと、日本にいる家族に