二大法則 題名は作品の内容を代表・象徴します。例えば、作品が原稿用紙百枚だとして、その百枚分の内容をそのまま題名にすれば、題名は内容を100%表し、全く情報は失われません。しかしそれは明らかにナンセンスです。広告など題名を載せる紙面は限られていますから、題名は内容より短くするという自然な大原則があります。(内容自体が短い詩などでは逆転しえます) 従ってほとんどの場合作品より情報量は減るわけですが、その削減の仕方によって、作品全体の要約・比喩を用いる縮小型と、作品全体の中から特徴的な部分を選ぶ断片型に、題名のつけ方を大きく二分することができます。*1後者のうち、主人公など登場人物の名前や舞台となる場所名を書くのは、典型的な題名のつけ方です。 縮小・要約・比喩型 作品の中にモチーフとして直接登場しないタイプの題名です。シリーズごとに登場人物や舞台が変わってしまうゲームに多いつけ方です。『ファイ