Flashアニメについてよく聞かれます。最近も『サイゾー』(5月18日発売号)にコメントを求められましたが、中心になるのはやはり現在のFlashアニメがどのような動きに見えるか、商業化は成功するか、といった内容です。 現在はFlashアニメの商業化には二つの道があると思います。一つは蛙男商会やウェブテントのような路線です。説明すると、蛙男商会の作品から感じるのはアニメの魅力というよりも、ネタの魅力です。キャラクターはほとんど動かないけど、台詞回しで進むその内容が十分に笑えて面白い。杉本五郎が生きていたら「部屋の隣でセリフを聞いているだけでストーリーが理解できる作品はアニメではない」と怒り出しそうですが、でもこれはアニメとして流通します。 ウェブテントの例えば「くわがたツマミ」や「やわらか戦車」のような作品は、観ると分かると思いますが、アニメの作り自体は非常にオーソドックスなものです。しかし