出版不況の現代において、異例の270万部を売り上げた『もしドラ』こと『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら』の編集者であり、現在はコンテンツプラットフォーム「cakes」などを運営する加藤貞顕氏。無料が王道のWEBの世界で、コンテンツをいかにビジネスにしていくか、デバイスや決済手段の進化と合わせてその未来を予測します。 デバイスや決済の制約がなくなってきている 加藤貞顕氏:ただ有料のWebっていうのは世界中であらゆる人が失敗してきてる部分なんですね。結論から言うと僕はそろそろできるんじゃないかと思ってるんです。何で有料のWebがいまいちだったかと言うと、ちょっと理由を分割して考えてみました。 1個目の理由がデバイスの制約です。やっぱりパソコンでコンテンツを見るのがつらいんです。コンテンツってちょっとセクシーな体験だから、パソコンってセクシーじゃないですよね