前回から引き続き、今号の特集でも取り上げている「プロモーション」をテーマに、株式会社電通 螺澤裕次郎(かいざわゆうじろう)氏をゲストにお迎えしてお話しいただきました。 Web制作者が扱う範囲が広がる ――今の話から、Webというメディアは定型ではなく不定型な業務になってきていることが伺えます。つまり、単なる受発注業務で完結するものではなくなってきているということです。では、実際にWeb制作者が扱う範囲はどうなっているのでしょうか? 阿部:今のお話の流れで、コミュニケーションという軸で見ると、プロモーションでも同じようなことが言えるのではないのでしょうか。つまり、コーポレートサイトでもプロモーションサイトでもWebというメディアを軸に据えた考えが最適なものの1つになりうるということです。 螺澤:ええ。とくに認知してもらうことの重要性を考えた場合、マスメディアからWebまで1つの流れで行うこと