diary (承前)私は『ワーキング・ガール』『ブロードキャスト・ニュース』といった映画が好き。ハリウッド脚本家によると、これらは「GEEK女子」の物語、と括ることができるそうです。巷のギーク/スーツ論とは少し違う、「不思議ちゃんヲタ女子」くらいの訳か。 でも、もともと私自身がこうしたヒロイン像を好きだったというわけではありません。この手の映画が大好きだったのは当時、粛粛と専業主婦をしていた母親であり、彼女から「これを見なさい、こんなふうに生きる女性になりなさい!」と薦められて育ち、その言葉の呪縛から逃れるように「ぬるい」ほうへと人生の舵を切ったのが自分です。母は最近、勝間和代さんに御執心。娘の私は、相変わらずバリキャリ恐怖症です。 ……ということを丁寧に追いかけていけば相当面白いジェンダー論が書ける自信があるが、あんまり書くとまた言論統制が入るのでやめにします。机上の空論をふりかざすより