小田嶋隆に関するtmkksmのブックマーク (11)

  • 大阪の「維新」とまだるっこしい民主主義:日経ビジネスオンライン

    もやもやしている。 今回もわかりにくい話を書かねばならない。 「まとまりがない」「長い」「何を言いたいのかわからない」というコメントが、毎週、何通か届く。 ご指摘の通りだと思う。 文章を「情報伝達のツール」であるとする考え方からすれば、私が欄に書いている原稿は、かなり完成度の低いドキュメントということになる。でなくても、ビジネス文書の作文法としては失格だろう。 しかしながら、文章は、情報を伝達する以前に、人間が思考を展開する際のベースになるものだ。 自分の考えがはっきりしていないことがものを書く動機になるケースすらある。人は、文章を書くことによってはじめて、自分の精神と真に直面することができる生き物だからだ。その意味では、必ずしも一道の論理だけが尊いわけではない。たとえば落語のように、要約不能な「行間」や、内容とは別次元の「ニュアンス」に真価を宿しているタイプのコンテンツもある。文学と

    大阪の「維新」とまだるっこしい民主主義:日経ビジネスオンライン
  • 「かわいいー」という同調圧力と日本の言論:日経ビジネスオンライン

    荒川の下流域にアザラシが迷いこんだようで、民放各局の情報番組は、早速、現地に取材スタッフを派遣している。 面白いのは、各番組が、当初、このニュースを 「タマちゃん再登場か」 という言い方で伝えていたことだ。 タマちゃんの帰還。長いお別れ。かくも長き不在。あの夏のタマちゃん――なつかしい名前だ。 もちろん、タマちゃんが帰ってくることは、現実的に考えて、あり得ない展開だ。 6年前に姿を消したあの皮膚病だらけの弱ったアザラシが、東京湾の川に戻ってくるのだとしたら、桂浜には坂龍馬が戻ってくるだろう。それほど荒唐無稽な話だ。それに、映像をひと目見れば一目瞭然だが、あれはタマちゃんではない。今回のアイツはずっと小さい。 なのに、テレビの中の人たちは、あくまでも 「タマちゃん出現か?」 という前提で取材を開始したふうを装っている。 なぜか。 たぶん、そう言った方が盛り上がると考えたからだ。 番組制作者

    「かわいいー」という同調圧力と日本の言論:日経ビジネスオンライン
    tmkksm
    tmkksm 2011/10/15
     主題!>「一般の日本人は、他人と違う見解を持つことを恐れている。」
  • 権力とセクハラの切っても切れない関係:日経ビジネスオンライン

    国際通貨基金(IMF)の専務理事が性的暴行の容疑で逮捕された。 事件を伝えるニュースを通じて、私は、IMFトップの肩書きが「専務理事」であるということをはじめて知ったわけなのだが、それはそれとして、IMFと言えば、泣く子も黙る巨大金融権力だ。少なくとも私は黙る。事情が事情なら泣くかもしれない。その世界経済の舵取りを担う国際機関の最上位者たるストロスカーン氏が、どうにも低劣な犯罪容疑で逮捕されたわけだ。なんともお粗末な事件ではないか。 が、驚くには当たらない。こういう事例は珍しくない。 セクハラ疑惑、桃色醜聞、ピンクの霧、ハニートラップ、美人局。古来、権力とセックスは水と魚みたいに切っても切れない関係だった。現在でも同じ。今後もおそらく同様だ。権力とセックス。皿と肉。鉄壁のワンセットだ。 「英雄色を好む」ということわざもある。勘違いしている英雄ワナビーもまた、たくさんいる。 今回は、権力と醜

    権力とセクハラの切っても切れない関係:日経ビジネスオンライン
    tmkksm
    tmkksm 2011/05/21
    「何かを作る人間は、権力的になった瞬間に、ダメになる。「セクハラは、…それを受ける側の不快感から逆算されるべき行為」
  • 「日本ではあらゆるSNSは結局のところ『世間メディア』化していく」:日経ビジネスオンライン

    小田嶋隆さんと濱野智史さんの対談シリーズも大団円に入りつつある5回目となりました。 「フェイスブック」の実名性と「ミクシィ」の匿名性。日でミクシィが流行って、フェイスブックがまだそこまで普及していないことの背景にあるのが、この実名性と匿名性という特徴だ、というのは、よく耳にする議論です。 でも、濱野さんに言わせれば、「フェイスブックだろうが、ミクシィだろうが、大した違いはない」とのこと。「日人の『世間』的なコミュニケーション作法が変わらない限り、いずれは同じ仕組みに落ち着いていくだろう」とまで言い切っています。 今回は、この日特有と言っていい「世間」とソーシャルメディア、そして、アニメやマンガなどのおタク文化との関連について語っていただきました。「クールジャパン」が世界で評価を受けたのも、この「世間」力があったからとも。 この「世間」の正体とは――。小田嶋さんと濱野さんが読み解いてい

    「日本ではあらゆるSNSは結局のところ『世間メディア』化していく」:日経ビジネスオンライン
    tmkksm
    tmkksm 2011/04/27
    『日本では「個」がないくせに「関係」だけはあるという。それがまさしく「世間」の気持ち悪さと照合している感がありますよね。』
  • 我に返ったあとの消費の「適量」:日経ビジネスオンライン

    東京ディズニーランドの再開を伝えるニュースは、なんだか奇妙だった。 テレビの中の人たちの伝え方が偏向していたわけではない。むしろ、ニュースを受け止める私の側の感じ方に、微妙な変化が生じていたということなのだと思う。 ニュースデスクは、明るい話題に飢えている。視聴者も同様だ。震災後40日を経て、多くの国民は、復興につながる明るいニュースを希求している。そんな中でもたらされたディズニーランド再開の話題は、うってつけのグッドニュースになるはずだった。 が、その、誰もが待っていたはずの福音は、いざ形になって届いてみると、スタジオの中に、なんだか白々しい感じの後味を残して通り過ぎて行った。 ミッキーマウスたちの軽妙なダンスを伝える取材VTRを眺めながら、私は、 「ミッキーよ。お前は神妙な顔ができないのか?」 と、お門違いである旨は承知しつつも、どうしてもそう思わずにいられなかったのである。 私が見た

    我に返ったあとの消費の「適量」:日経ビジネスオンライン
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    tmkksm 2011/04/22
    「渇仰の対象が資本主義的」「平凡な結論だが、なにごとも適度に取り組むのが一番」
  • フェイスブックで友達何人できたかな:日経ビジネスオンライン

    「フェイスブックは始めないんですか?」 と、昨年の秋以来、何人かの知人に同じことを聞かれた。 答える代わりにオウム返しをしてみる。 「そちらは?」 「…いや。まだです」 なるほど。興味はあるけれども、踏み出せない。誰かに先鞭をつけてほしい……そういうことなら私と同じだ。臆病なオウム同士の応答。デクレッシェンドな同語反復。曲がったクチバシを持つ鳥の鳴き声。 こういう時は、粗忽者の知り合いに電話をしてみる。 「やってますよ」 思った通りだ。やっぱり手を出している。こういうものを放っておける男ではないのだ。ガチョウはガチョウ。いつも歌っている。があがあ。 「どう?」 「面白いですよ。オダジマさんもぜひ」 うむ。でもなあ。オレ、ミクシィで懲りてるし。 「アレとはずいぶん違いますよ。イトも引かないし」 イト? 意図のことか? それより、塩漬けにしてあるツイッターを再生させるのが先決かもしれない。だよ

    フェイスブックで友達何人できたかな:日経ビジネスオンライン
  • 今年の流行語大賞で「なう」は選ばれるだろうか:日経ビジネスオンライン

    年の瀬が近づくと、連日、賞イベント関連のニュースが流れてくる。 プレスリリースが配布され、会見が設定され、撮影タイムが設けられる。 毎年同じだ。意味のわからない賞と脈絡の無い人選。必然性のないニュース枠。 芸能レポーターが賞と無関係な質問をする。 約束が違う、と? いえ、お約束です。すべては予定調和。 「幸せですかぁ?」 女性記者が声を張り上げる。 「○○さんとは順調ですか?」 「クリスマスはどなたと?」 受賞者は無言の笑顔で応じる。ちょっと小首を傾げたりする。いい女が当惑したという設定の小芝居。 翌日、記事が配信される。 「交際順調の幸せオーラ満開」 とかなんとか。うんざりする。一体誰が得をするんだ? 写真の背後にはデカい衝立型の看板が写り込んでいて、そこにはスポンサーのロゴがタタミイワシみたいにきれいに並んでいる。お人好しの宣伝部長は、この盛大なロゴ看板がブランドの好感度向上に貢献して

    今年の流行語大賞で「なう」は選ばれるだろうか:日経ビジネスオンライン
  • 日本の野球には「窓が足りないんじゃないですか?」:日経ビジネスオンライン

    横浜ベイスターズの球団買収交渉は不調に終わった。 破談自体は仕方がない。期間も限られていたわけだし、条件が合わない以上、交渉が決裂するのは当然のなりゆきだからだ。 問題は、事前折衝の段階で話が外部に漏れていたことだ。 交渉の過程が報道されたということは、その間、チームが店晒しにされていたことを意味する。チームと選手とファンのすべてが、だ。これはむごい。 「婚活」という言葉について、ある女性が「安売り感が半端ない」と言っていたことを思い出す。 「タナザラシっていうか、ダンピング推奨銘柄ってことにならない?」 「だって、来、相手を選ぶのはこっちなわけでしょ?」 なるほど。結婚が市場のだとして、であるのだとすれば、売り手であるよりは買い手としてかかわりたいのが人情というものだ。 「なのに《婚活中》とか言われると、売りに出されている気がするわけ。値札をつけて歩いてる感じ。屈辱よね。スーパーのタイ

    日本の野球には「窓が足りないんじゃないですか?」:日経ビジネスオンライン
  • 野暮な「ライター」は消えゆくのみ:日経ビジネスオンライン

    「ライター規制」という見出しを見て、一瞬、ハッとした。 「なぜだ?」 と思ったからだ。 「どうしてオレらが規制されねばならんのだ?」 と。 が、すぐに思い直した。この記事は、原稿を書くライターの話ではない。たぶん、火をつける方のライターの話だ。最近、子供の火遊びが原因で、何件か痛ましい事故が続発していたことでもあるし、記事は、それらの事件を受けたものなのであろうな、と、ここまでのところを考えるのに費やした時間は、全部で0コンマ2秒ほど。さよう。新聞をナナメ読みにする時、われわれは、非常な速度で情報処理をしている。 つい先日、「ためしてガッテン」という番組を見ていたら、速読術の話をやっていて、その中で、訓練を受けた人々が新聞を読む時に、見出しのカタチに圧縮された紙面を一瞥することで、巨大な情報を処理しているのだというお話を紹介していた。うむ。特に訓練など受けていなくても、日々新聞を読んでいる

    野暮な「ライター」は消えゆくのみ:日経ビジネスオンライン
    tmkksm
    tmkksm 2010/04/16
    ジャーゴンて言葉覚えつつ
  • ファンタジーの「子ども」では夢は見られない:日経ビジネスオンライン

    「子供」は、面倒くさい。 気を使わなければならないから。 転ばせないように、手加減をしてマッチアップしないと、怪我をさせてしまう。 そう。子供たち自身と、その親と、彼らの権利を代表する人々や機関のすべてに、万事遺漏無く気を配ってかからないと、必ず面倒なことになる。 だから、子供について原稿を書く時、私は、ちょっと神経質になる。 たとえば、ヒグマは、通常の状態であれば、人間にとって致命的に危険な生き物ではない。 が、子供を連れた母熊は、非常に物騒な動物になる。 人間の世界でも事情はそんなに変わらない。子供を盾に何かを言ってくる人々は、正直なコラムニストにとっては、天敵だ。 「子供にどう説明したら良いのでしょうか?」 「子供たちの夢を壊さぬように、大人である私たちは、当然の責任として……」 と、この人たちは、クレームをつけるに当たって、人の名においてそれをせずに、子供の弱さやいたいけさをタマ

    ファンタジーの「子ども」では夢は見られない:日経ビジネスオンライン
    tmkksm
    tmkksm 2010/04/13
    カネのばらまきでない就労支援を。
  • iPadは、本棚なきコトバダイバーたちを生む:日経ビジネスオンライン

    2010年は国民読書年なのだそうだ。 読者諸兄はご存じだったろうか。 私はつい三日ほど前に知った。 前々から、見かける度に気になっていた「コトバダイブしよう」という奇妙なCMの正体を探るべく、「コトバダイブ」を検索してみたところ、国民読書年に言及した政府公報のサイトに行き着いたのである。 サイトでは、国民読書年の意義について、以下のように述べている。 「平成20年6月の国会決議により、2010年を『国民読書年』とすることが定められました。近年は、学校での『朝の10分間読書運動』が浸透したり、学校だけでなく家庭、地域全体で読書を推進する『読書のまちづくり』が広がったりするなど、読書に対する国民意識が再び高まりを見せています。決議では、こうした気運をさらに高めていくため、2010年を『国民読書年』と定め、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねていくことが宣言されています。今後、図書館をは

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