世界知的所有権機関(WIPO)はフォークロアを6つの基準で特徴付けています。それによれば、フォークロアとは一般に、1)口承や模倣によって代々継承されてきたもので、2)コミュニティの文化社会アイデンティティを反映しており、3)コミュニティに受け継がれるものの特徴を有し、4)作者不詳である、またはコミュニティ全体が認める個人によって作られ、5)多くは商用ではなく、そして、6)常にコミュニティ内部で進化・再生産され続けるものであるとされています。 京セラへの質問状全文は(文章を変えました)→ フォークロア(folklore)とは日本語でいえば、民間伝承、すなわち社会に継承されてきた伝統文化や風習などを指します。『モナー』をネット社会におけるフォークロアと位置づけ、それを尊重するのが企業の社会的責任(CSR)であると考えれば、この「のまネコ問題」の構造ははっきりしてきます。 企業が利潤目的でフォー