Eben Moglenは最近、多忙な日々を送っている。 コロンビア大学ロースクールの教授で、Free Software Foundation(FSF)の法律顧問を務めるMoglenは、「General Public License (GPL)」の改訂内容を説明し、その作業を監督するという新しい役割を担っている。15年ぶりの改訂となるGPLは、フリーソフトウェア・ムーブメントの原則を体現したものであるだけでなく、LinuxやMySQLといった何千ものオープンソース・ソフトウェアが依って立つ法的基盤でもある。 Moglenの依頼人はFSFの創設者で、リーダーでもあるRichard Stallmanだ。StallmanはGPLを通して、自身の哲学的、技術的目標を広く世の中に伝えようとしている。GPLに基づいて公開されるソフトウェアのソースコードは、自由に閲覧、修正、再配布できなければならない。ま