私の職場の目の前には小学校があって 診療室の窓から、生活科の授業であろうか 子ども達が何やら楽しそうに笑いながら校庭でタンポポをスケッチしている姿が垣間見えたり 時折元気に合唱する歌声がきこえてきたりするのが日々の癒しとなっている。 昔はそうでもなかったのだが、 子どもを持ったせいなのか、歳をとったせいなのか… 丸い輪郭や高い声 弾ける生命力を感じさせる飛び跳ねるような動き 子どもという子どもが たまらなく可愛らしく愛しく感じられるようになった。 コンディションによっては泣いちゃうぞ! 休み時間ともなれば、授業の終わりを知らせるチャイムも鳴り止まぬうちに 待ちかねたように大勢の子供達が校庭に飛び出してくる。 授業と授業の合間は10分だけだというのに 2階、3階の教室から駆け降りてきて靴を履きかえ、 友達とサッカーをしたり、ドッジボールをしたりして また教室にかけ戻っていくのだ。 わずかな時
![子どもを見守る大人たちの話 - ほうれい線上のアリア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a0f8201d354213c66ed0d02f6b667efde76a1ae/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fk%2Fkitano-stop%2F20210602%2F20210602123138.png)