「脆弱性診断に対するユーザー企業からの引き合いが、2010年度から2011年度で10倍近く増加した事業者もいる」――。IDC Japanのリサーチマネージャーである川上晶子氏はこう話す(参考:最新トレンドが分かる! マネージドセキュリティサービス)。Webアプリケーションなどの脆弱性を突いたサイバー攻撃が相次ぐ今、自社のシステムに潜む脆弱性を可能な限り早期に可視化することが大切だ。 脆弱性の実態をいち早く可視化したいが、診断に必要なシステム構築に手間は掛けられないし、専門的なノウハウも持ち合わせていない。そうした企業にとって、セキュリティ事業者や通信事業者などが提供する「脆弱性診断サービス」が有力な選択肢となる。スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスの普及を受け、脆弱性診断サービスのメニューにも変化が生じつつある。本稿は、脆弱性診断サービスの現状と最新動向を示す。 関連記事 【
![【製品動向】iOS/Android対応が進む「脆弱性診断サービス」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ba6d46df0bbfd49fe49b0b310841018c29cda511/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_tt.gif)