アメリカで始まった黒人差別に反対する運動「Black Lives Matter」は、イギリスやフランスなど欧州にも拡大した。しかし、イギリスの保守系雑誌「ザ・スペクテーター」の編集者で、日本でも邦訳された『西洋の自死』で知られるジャーナリストのダグラス・マレーはこの運動に異論を唱え、フランス誌「ル・ポワン」に次のように語っている。 「すべての大義はビジネスとなり、たかりになる」 アメリカでジョージ・フロイドが冷酷に殺害されたことをきっかけに人種差別反対のデモが全世界に広まった。デモを主導した組織は「Black Lives Matter」であり、デモの一部が暴力的になる事例もあった。 この抗議運動に対する企業の反応は速かった。米食品大手「マース」は米製品ブランド「アンクル・ベンズ」のロゴの変更を決定。仏化粧品大手「ロレアル」は自社製品の説明から美白関連の言葉を今後使わないことを決めた。セレブ
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