「世界は密室でできている」は舞城王太郎か。 2006年度の上半期を振り返ってみると、何となくこんな一言を思い出してしまいました。まあ今年に限らず、去年辺りも感じていた思いではあるんですが、この上半期に至ってやっと市民権を得てしまったというか、だまし取ったというか。昨年末ぐらいだったと思いますが、経済評論家の森永卓郎がメイド喫茶ブームに関連して「来年はツンデレ喫茶が来る」とか言ってたのも良い思い出です。 ツンデレの定義に関する論考があるブログ界隈で話題になったというのもこの上半期の出来事。裏を返せばそういう論考が出てくる必然は、世にツンデレが叛乱したために湧き起こったある種の原理主義なんじゃないかと思います。個人的には世にはびこる広義での「ようはツンとデレがあればいいんだろ」的なツンデレよりも、狭義での正しい意味としてのツンデレ*1を支持しますけど。 今期のアニメの中で、広い意味での恋愛モノ