相互誘導 2つのコイル1、コイル2を磁束が通るように近接しておかれている。コイル1にI1[A]流した時、コイル1に鎖交する磁束が生じ、その磁束はコイル2にも鎖交するためコイル2に誘導起電力V[V]が発生し,電流が流れる。この現象を相互誘導と呼ぶ。 相互誘導で生じた電流I2[A]は、コイル1によってコイル2の鎖交した磁束Φ2[Wb]に比例する。この比例定数を相互インダクタンスMという。 コイル1に時間⊿t[s]の間に電流が⊿I1[A]変化したときに発生する逆起電圧をV1[V]とし、コイル2に生じた起電力をV2[V]、時間⊿t[s]の間に変化した電流を⊿I1[A]とすると次式が成り立つ。 変圧器(トランス) 原理 相互誘導を利用したものが変圧器である。 変圧器の一次コイルに交流電圧E[V]を加えると、一次コイル側にはV1[V]、二次コイルにはV2[V]の誘導起電力が発生する。交流電圧は、絶えず
コイルに蓄積されたエネルギーとその利用方法 コイルにエネルギーを蓄積することができるのでしょうか。コイルに一時的に貯まったエネルギーを計算しました。コイルに直流電圧を掛けた時の電流の挙動から、コイルにエネルギーを多く蓄積する方法と問題点やコイルに蓄積されたエネルギーの応用について記述。 コイルにエネルギーが蓄積されるのでしょうか コンデンサには電気エネルギーを貯めることができるのは電気の知識がある人にはわかることと思います。ところでコイル(インダクター)には電気エネルギーを貯めることができるのでしょうか。 もちろんコイルはコンデンサのように長い間 電気エネルギー楽天 を蓄積することはできません。純粋なコイルに電流を流すと、コイルは電気エネルギーを消費しませんから、その電気エネルギーはどこへ行ったのでしょうか。そうです、コイルに蓄積されているのです。 コイルに一時的に貯めたエネルギーの計算
最初に磁界のもつエネルギーについて基本的な概念を知っておきます.ここでの概念はコイルを設計する際,コアの設計において損失計算に必要となる内容です. 先に,電界中の電荷の位置エネルギーについて述べました.それは電界中で電荷を運ぶことに必要な仕事(電位のセクション,およびコンデンサのエネルギー参照)から求めることができました.磁界のエネルギーについては,磁界をつくる際に電路に与えられる電気的な仕事から磁界のエネルギーを求めることができます.そこで図1-5-17 のような無限長の筒状電路によって均一な磁界をつくる際のエネルギーを考えます.そのとき磁界のもつエネルギーを単位体積(1m3) あたりの大きさを考えるため,モデルは,断面積S を1m2 とし,さらに筒の長さを1m として一部分を切り抜いています. 単位体積(1m3)(図の筒状の体積のこと)あたりのエネルギー密度をw[J/m3] としたとき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く