(1) 安全寿命設計と損傷許容設計 供用中に疲労破壊を生じないように寿命に余裕を持たせる設計法として,安全寿命設計(safe life design)法がある。この設計ではき裂などの有害な欠陥が存在しないことが前提になっている。その設計手順を図1に示す。代表的な公的設計コードとして後述のASMEコードが有名であり,主として安全寿命設計が採用されている。 製造段階での微小な欠陥や供用中の損傷があることを前提にして設計する方法に損傷許容設計(damage tolerance design)がある。この方法は,損傷を検出し補修するまでの疲労き裂の進展を含めて,その残存強度を保証する方法である。その疲労設計手順を図2に示す。 (2) 疲労設計における応力(公称応力と局部応力) 公称応力による設計法は,公称応力表示の部材・継手ごとに定められた疲労設計線図を用いて行う方法である。代表的なものとして,日
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く