森友学園に国有地が破格の安値で売却され、関係文書が改ざんされた問題で財務省は文書の開示を始めていますが、政治家がらみの部分が欠落しています。関係文書の全面開示が強く求められます。 開示は、文書改ざんを強いられて自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんが訴え、長いたたかいの末、実現したものです。 ■廃棄された応接録 財務省は同省が検察に提出した文書を1年かけて17万ページを順次開示するとし、4月に続き、9日、2回目の開示を決めました。しかし、1回目の開示には多くの欠番がありました。 財務省は「欠落部分は政治家関係者に言及しているものが多くを占めていると推認され、大部分は記録を廃棄した過程で欠落したと考えられる」と説明しています。 森友学園の籠池泰典理事長(当時)夫妻が、安倍晋三首相(当時)の妻・安倍昭恵氏と問題の国有地前で一緒に撮った写真を近畿財務局の担当者に示した日の2014
