富士通グループのPFU(川崎市幸区)は15日、重さ350グラムで手軽に持ち運べるドキュメントスキャナー「スキャンスナップS1100」を20日から販売すると発表した。A4判の原稿が読み込めるスキャナーでは世界最小クラス。印刷物を読み込んでデジタルデータに変換するスキャナーはビジネス需要が中心だったが、新製品は法人向けだけでなく、会計簿ソフトとの連携など家庭向けの需要も開拓する。オープン価格で、同社直販サイトの税込み価格は1万7800円。販売目標は全世界で年間1万台。 スキャンスナップS1100は、全長約27.3センチ、幅4.75センチ、高さ3.4センチの直方体。携帯タイプのスキャナーとして同社がこれまで販売してきた機種に比べ、重さも容積も約4分の1に小型化した。パソコンに接続したUSBケーブルから電源供給を受ける「バスパワー駆動」で動作し、A4サイズの紙を1分間に約8枚連続して読み込める。