双葉町長“住民の帰還目標は30年後” 原発事故ですべての住民が町の外に避難している福島県双葉町の井戸川克隆町長は、役場が避難している埼玉県加須市で仕事始め式の訓示を行い、住民が町に帰還する時期の目標を「暫定的に30年後とする」という見解を初めて示しました。 双葉町の井戸川町長は、役場の機能を移している埼玉県加須市で行われた仕事始め式の訓示の中で、復興に向けた今後の町の取り組みを示した『双葉町の道しるべ』を明らかにしました。 この中で井戸川町長は、住民が町に帰還する時期について、「放射性セシウムの半減期が約30年であることから、町への帰還居住は暫定的に30年後とする」と述べました。 井戸川町長が帰還の時期について具体的に言及したのは初めてです。 井戸川町長は取材に対し、「国や東電が帰還の時期の基準を示さないなかで、町民からは具体的な時期を明らかにすることが求められているので、あくま