最終回となる今回はCPUのオーバークロックについて紹介していきたい。CPUの動作クロックを引き上げることで本来以上のパフォーマンスが得られるうえ、設定をちょっといじるだけで試すことができる点が楽しい行為だ。 ただし、本来決められている動作クロック以外で動作させることになるため、故障などが発生しても保証は適用されない。無理なオーバークロックは実際に故障を発生させることもあり、こうしたリクスを踏まえたうえで楽んでほしい。 オーバークロックの基本を理解する オーバークロックは文字通り(定格)クロックを超えて動作させる状態のことで、クロックを上げる行為をクロックアップという。広い範囲で適用できる言葉ではあるが、PCにおいて"オーバークロック"と前提なしに表現される場合はCPUのオーバークロックを指すことが多い。 CPUにはあらかじめCPUメーカーが決めたクロック(これを定格クロックという)