2007年12月、スタートトゥデイは東京証券取引所マザーズ市場に上場した。同社が展開しているのは、洋服などのアパレルを中心に販売するオンラインのセレクトショップの集合体だ。ターゲットは、流行に敏感で、自分のスタイルにこだわりを持つ若者である。 セレクトショップとは、1970年代中頃から日本に登場し始めた洋服や雑貨などの小売店のこと。店舗のオーナーやバイヤーが自分のセンスに合った商品を市場からセレクトして販売するのでこの名がついた。こうした店では、有名ブランドだけではなく、コアなファンを持つブランドや、まだ広くは知られていないブランドなど、革新性や独創性にこだわったファッションを提案することが多い。そのセンスに共鳴する若者たちの支持を得て有名になった企業は多い。 スタートトゥデイもそんな企業の1つ。前澤友作社長が自分のセンスで選んだ洋服類を集めてインターネットで販売したところ、それを支持する