集まった押井マニアに向けて語る押井守監督 鬼才・押井守監督が29日、新宿バルト9で行われた映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』ティーチインイベントに来場、宮崎駿作品について、行き当たりばったりで願望だけで作られていると辛口で批評した。 映画『GARMWARS ガルム・ウォーズ』予告編 構想15年、総製作費20億円、カナダとの合作でオール北米ロケにより撮影された本作。この日は大勢の押井マニアが集結し、観客からは「押井監督は『構造』という言葉を使うが、この映画の構造は?」「映画の体感時間をどのように考えるか?」といった、哲学的な質問が続々とぶつけられた。 ADVERTISEMENT 押井は、「構造というのは、建築的なイメージで言っているのですが、何が何を支えているのか、ということ。キャラクターというのは単独では成立しない。キャラクターっていうのは正確に言えば三角形で成立するもの。それを僕