ファミコン時代、ゲームと言えばカセットでした。赤、青、黄色、たくさんのカセットをズラッと並べて持っている友達がいると、うらやましくてたまりませんでした。今思い返せば、あの時のゲームソフトというのは、「物」という感覚がとても強かったように感じます。それがCDになった時、一気に物としての重みは減ったのかもしれません。それがさらにDVDになって、Blu-ray Discが登場し、携帯機はカード型になっています。 そして今ではとうとう物の無いデータだけのもの、つまりダウンロード版が普通に売られるようになりました。大部分のゲームがパッケージ版と同時にダウンロード版を販売するようになりましたし、2012年11月8日に任天堂から発売されたニンテンドー3DS用ソフト「とびだせ どうぶつの森(以下どうぶつの森)」は2013年1月末時点で、ダウンロード版が70万本以上も販売されていることが明かされています。