担当編集者が語る!注目翻訳書 第3回 『スタートアップ・ウェイーー予測不可能な世界で成長し続けるマネジメント』 著:エリック・リース 訳:井口耕二 日経BP社 2018年5月出版 「ソフトウェアの人間が知ったような口をききやがって。ソフトウェアなら1日50回も改修することもできるだろうさ。同じことがジェットエンジンでできるならやってみろっていうんだ」 これは、『スタートアップ・ウェイ』に登場するセリフです。エリック・リース氏がGEの研修所に招かれ、地域や部門の責任者であるエンジニアに説明していたとき、エンジニアたちがこう思いながらうさんくさそうにリースさんを見ていたといいます。 このエピソードを読んだ私は、「おおー、これこれ! あるある!」と興奮していました。それは、エリック・リース氏の前作でありベストセラーの『リーン・スタートアップ』発売後にまさに同じ意見を聞いたことがあったからです。