2013年07月28日23:33 カテゴリ実 実存主義五人衆―キルケゴール、ヤスパース、ニーチェ、ハイデガー、サルトル 実存主義の代表的な思想家である Ⅰ.キルケゴール Ⅱ.ヤスパース Ⅲ.ニーチェ Ⅳ.ハイデガー Ⅴ.サルトル らの思想と著作について、以下にまとめます。 0.実存/実存主義―近代に入り、失われた人間の主体性の回復を目指す思想「実存(existence)」とは、人間の現実存在、真実の人間存在の略で、個別的で具体的な自分自身を意味している。 「実存」とは元々は、全体的で抽象的な人間を意味する「本質(essence)」に対する個別的で具体的な人間の存在を意味しており、実存主義では自己を離れて本質があるとは考えずに、各人の主体的なあり方にこそ真実の人間の姿、真実の人間存在(=実存)があると考える。西洋思想ではプラトンの「イデア」からゲオルク・ヘーゲルの「絶対精神」までの間ずっと、