トップページ→研究分野と周辺→自然言語(日本語)処理→ 形態素解析によって、文を構成する単語が確定したのを受けて、第二段階の構文解析が行なわれる。 ここでは、ボトムアップ型の構文解析の最も基本的な方法であるCYK法について説明する。 句構造規則 例えば、主語(名詞)+動詞で文が出来る事を、名詞+動詞→文、等と書き(文→名詞+動詞、と逆方向に書く場合も多い)、このような規則を句構造規則という。 日本語では、例として以下のような句構造規則が考えられる。 「望遠鏡で(を使って)泳ぐ」は意味的には全く変だが、構文解析上では正しい句と看做される(次の意味解析の段階で除外される)。 また、「泳ぐ彼女」の「泳ぐ」は動詞連体形だが、ここでは簡単に動詞としてある。現在形、過去形の区別もここでは必要ない。 チョムスキー標準形 「動詞」「名詞句」といった品詞を指す記号(文字列)を非終端記号、「見た」「望遠鏡」の