あんこの千年王国、京都には驚かされることが多い。 古いものと新しいものが幾層にも迷路化し、ヘンなたとえだが、恐竜とAIが時空を超えて、あちらこちらにこっそり埋まっている気がする。 甘い夢の記憶。 その一つが享保元年(1716年)創業の京菓匠「笹屋伊織(ささやいおり)」である。現在10代目。 和菓子好きの間では「どら焼き」の元祖として知られる存在。現在のどら焼きの形状とはまったく違う。 京都のイケズな亀仙人が「弘法市の3日間しか売ってないどら焼き、これを取り上げないで何があんこマニアかいな? へそで茶を沸かす話や」といつもの毒ガスを吹かしてきた。 ありがたや。でも、知らんでどうする? とはいえ、お取り寄せできるようになっていたことは知らなんだ。有り難や。なので、お取り寄せしてみた。むろん内緒で手を合わせながら(笑)。 今回取り上げるのは、このどら焼きではない。 「伊織のおはぎ」(1箱 税込み
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