ジム・ロジャーズ氏はこの先の世界情勢をどう見ているのか?(写真は2019年7月、東洋経済オンラインの対談企画で 撮影:佐々木 仁) が予測不可能な不安感を肥大化させ、全世界が混乱状態に陥っている。これまでにない大規模な不況の到来も危惧されており、経済、金融、社会、国際政治などへの影響も計り知れない。 この先の世界情勢はどうなるのか。『ジム・ロジャーズ 大予測: 激変する世界の見方』(ジム・ロジャーズ 著、花輪陽子/アレックス・南レッドヘッド 監修・翻訳、東洋経済新報社)が大胆に予測している。 この著書は世界的投資家であり、多くの予測を的中させてきたジム・ロジャーズ氏への緊急インタビューを収めたもの。1月下旬と3月中旬にシンガポールにある氏の自宅で、計10時間以上にわたって収録されたものだそうだ。 まさに、世界がコロナ禍に飲み込まれる渦中に行われたインタビューだということになる。そのせいか、