>開催日時 >関連催し >チラシ >会場アクセス >お問い合わせ先 1894年(明治27)、滋賀県(東近江市蒲生岡本町)出身の堀井新治郎父子によって、簡易印刷機である謄写版(通称ガリ版)が発明されました。謄写版は、まず軍隊、行政機関、学校等々で使用され、大正期には大衆文化の隆盛(映画、美術、文学同人誌、労働運動機関紙の発行等々)に一役も二役も買っています。戦中には、軍隊、海外においても謄写印刷の果たした役割は小さくありません。まさしく、謄写印刷機は、明治〜戦後まで激動期を支えた日本人のコミュニケーションツールでした。また、大正期以来、孔版美術という新しい芸術活動が開花し、若山八十氏、草間京平を始め多くの優れた孔版作家を輩出しています。 近年も、新しい表現や可能性を追求しつづける新しい作家たちが生まれています。今回は、謄写技術をもとに表現活動を行う5人の現代作家の作品を展示します。 出展作家